2010年04月06日

留学生は人材として価値があるか?

「海外から帰ってきた留学生は果たして人材として価値があるのか?」



留学は自分の価値を高めるためのもの。

しかしそうできない人が多々いるのも悲しい現実です。



昨日、良く会食をする経営者の2人とこんな会話がありました。



「最近、留学生を2人採用したんだけど、2人とも2週間で会社に来なくなった。

 オーストラリアとサンフランシスコの留学生なんだけど、2人とも2週間後に

 また戻ってくるってことで、それぞれの国に帰ったんだよね。

 でも、3週間たっても会社で見ないから、スタッフに聞いてみたら、

 止めました、、、と。」



 現地で結婚する、だの、就職が決まっただのわけの分からん理由で会社を辞めたら
しい。

 

もう、その会社では「なんて常識のない。留学生はもう雇わん!」となったらしい。



そこで一応は留学のプロということで、自分に聞かれた。

「留学生はみんなそうなの?」



自分の答えはこうだ。



「みんながみんなそうではないと思う。

 ただ、アメリカ人のラフさを変な風に解釈してアメリカの悪い部分だけを

真似してしまう若者が多いのも事実かもしれない」



例えばこうだ。



「ロサンゼルスに住む人は残業しない。」



誰が言ったのか、こんなのが常識になっていたりする。



確かに人口で言えば、日本に比べて残業する人は少ない。



でもそれが全員ではない。

自分の大手監査法人に勤めるアメリカの友人は3日間寝ないで仕事する日もある、と
いう。

他にも毎日のように残業している友人も多々いる。



アメリカは貧富の差が激しい国。

特に移民の多いロサンゼルスではその差が激しい。



少なくとも経済的に成功を収めているトップ10%のうち、かなり多くの人にとって残
業は普通のことだ。



確かに日本人との人口分布図で言えば、残業人口は圧倒的に日本人の方が多い。

でもだからといってロサンゼルスの人がみんな残業しないか、というとそうでない。

(金銭的に)成功している人は少なからず努力をしているのだ。



ようは、どこに基準を合わせるか、だと思う。



あなたはトップ10%に合わせるか、それとも

(差別的に取らないで欲しいのだけど)日本人のように恵まれた教育を受けてこれ
ず、

体を使って出稼ぎに来ている人に規準を合わせるのか。





この会社で働いた留学生は、そういう意味では

アメリカの悪い部分を真似してしまった人たちかもしれない。



自分は、残業=良いこと、としているわけではないが、努力する人には肯定的。



アメリカはビジネス的にみても本当に素晴らしい国。

だけど本当にすごい人、それはホンの一握り。



だけどせっかくだからその一握りの真似をして欲しいよね。



せっかく自国を離れて勉強しに来ている。

言葉だけではなく、卒業資格やサーティフリケートだけでもなく、

何が何でも、アメリカの良い部分を盗んで帰ってもらいたいものだ。
この記事へのコメント
よく聞く話ですね。
日本企業の人事から見て留学がPLUSにならない時代とは、一昔前だと信じられないです。両国のいいところを制してはじめてPLUSになるという実情でその逆であれば当然Minusになる。 日本のいいところとは? アメリカのいいところとは? これを応えられなくては就職活動で強さのアピールは難しいかと思います。是非、身近に会う留学生には啓発していきたいですね。

残業は、まったく同感で確かに成功者は労働時間が結果的に長いと思います。当然、同じ能力の人二人がいた場合は、労働時間が長いほうが勝つ。 もちろん、健康管理・ストレス管理はできた上での前提ですね。

僕の場合も、アメリカ人と用意ドンで勝負した場合、平均点くらいかと思うので、その中で秀でるためには、結果一日平均12時間労働が普通になってます。でも、これは苦ではなく、その分より良い結果がでるし、顧客や社内評価が高くなるのでがんばれますね。 
Posted by Gentaro at 2010年04月06日 15:35
どうもYoheiさん、何気に初コメです。

留学生の部分に関しては概ね同感です。

ただ「残業」「アメリカ人の悪い部分」に関しては僕は少し違った見解を持っています。

最近の欧米での「成功者」は従来の「努力型」よりも圧倒的に「クリエイティブ・クラス」です。クリエイティブと聞くとエンターテインメント系が真っ先に浮かぶとは思いますが、それ以外のどんな職種にも該当することです。要は言われたことをただこなすのではなく、自らで考え行動できる人たちです。

そういう人たちにとって人生とは「遊ぶため」にあり、もちろん仕事も道楽の一つと考えています。よく仕事を効率よく進めるにはオン・オフの切り替えをすることだと耳にしますが、彼らにとってはオン・オフの概念は無いに等しく、5時ピッタリにあがったからといって仕事を忘れたりはしていません。遊んでいても仕事は忘れませんし、新たなアイディアを現状から得ようとアンテナをはっています。

時間のすべてを会社・仕事に費やし、社外にも仕事を持ち帰るのではなく、友達と会話したり、読書をしたり、資格をとったり、自分の時間を有意義に使いつつも、仕事の糧となるアイディアを探すアンテナはたてています。

これが現代の欧米のビジネスが日本のそれと一線を画している大きな要因だと考えます。

もちろん欧米人全員に当てはまるものではありませんが、その10%の人間はもちろんのこと、残りの90%の多くもクリエイティブ・クラス思想を持っています(ただ実力がそれと伴っているかどうかはとても重要ですが)。

日本のやり方を否定するわけではありません。
ただ、日本のサラリーマンは社内評価をあげるために必要以上に残業をしたり、飲み屋でダラダラ永遠と仕事の話や上司の愚痴をこぼすことは有意義ではないのでやめたほうがいいと思いますし、
会社側も過度な仕事を社員課せず、最低でも帰宅してから家族と接したり、自分の趣味に費やせる時間を考慮してあげるべきです。

どうしても「残業」のように「見える」ことの方が重んじられがちの世の中ですが、「残業=不真面目」と断定してしまうのは違いますよね。
「見えない」ところであっても自分を高め、結果会社に貢献できる人間はいます。そういった人材を手放すことは会社にとって大きな損害です。
まずは手当・評価のための残業や、「他になにもすることがない」「定時内に終わらなかった」という理由から残業をする人たちの再教育であり、決して「残業」しない人たちを「残業」させることではないと思います。

あと日本人に多くみられる傾向は
これでもかというぐらい泥酔したり、痴漢行為を働く人たちほど、会社では真面目だったりすることです。彼らは仕事のオン・オフははっきりしていても、頭の切り替えができずストレスを抱え、そういった状態に陥ってしまうのだと思います。

職業柄音楽を例に挙げさせていただきますが、
10数時間作業をしても一向に進まないときは進まない。ならいったんそれは忘れ、違うことをします。案外、というかかなりの確率で音楽とは関係ない場で良いアイディアがでたりします。

やはり大事なのは仕事のオン・オフの切り替えではなく、頭の切り替えの方です。

繰り返しになりますが日本を否定しているわけではありません。もちろん努力をして成功できる世の中の方が公平だと思います。しかし現代は必ずしも「努力」をしたからと言って成功できるわけではありません。10%に入れないからといって残りの90%が努力を怠っているわけではない。むしろ努力の度合い(精神)だけで言えば、上の10%以上だと思います。しかし10%という限られた人間しか成功できないという選別システムが現状です。

こんな不当なシステム変えられればそれに越したことはありませんが今は無理でしょう。
ならすべきことは、自分を犠牲にすることでも人生を妥協することでもなく、楽しむことです。
やはり人生を楽しめ、多趣味な人に成功者は多いです。
「仕事人間」や自分の限界以上に努力する人たちが重宝された高度成長期はもう過ぎており、経済が横ばい(なんなら下降ぎみ)になった今必要とされるのは「自分で考え行動できる」人たちです。

時代から淘汰されることないよう、日本の社会人はもちろんのこと、とくに留学生にはアメリカの悪い習慣やエンターテインメントだけではなく、世界の本質を学んで日本に持ち帰って未来を支えてもらいたいものです。

何者でもない僕が長々と偉そうに語らせていただきました。^^;

Posted by りょーすけ at 2010年04月06日 19:02
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/36904686
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック